鉄旅を愛する家族の ちょっぴりハードな旅のキロクをバンコクから
 

 

 
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お寺へは、病院の車で送ってもらいました。

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お坊さんが4人いらして、お経をあげてくださいました。
私たちの前に棺がおかれ、お坊さんと向かい合う形で行われました。
お焼香などのいろいろな所作のしかたを友達が通訳してくれて、本当に助かりました。

写真をとっていいのかたずねたところ、「どうぞどうぞ」ということだったので
私はやみくもに、カメラのシャッターを押していました。
ベイビの写真が一枚もないとおもうと、せめて一緒にいた情景だけでもと撮り続けました。
すぐにファインダーがのぞけなくなるから、何度もごしごしと涙をぬぐいました。

棺と一緒にならんで家族みんなで記念写真をとりました。
ベイビと一緒の唯一の家族写真となりました。

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とうとう、窯の中に棺をいれる時となりました。
白い花に火をつけて、みんなで中に投げ込みました。
おじいさんが窯の中にはいり、小さな棺を奥の奥にいれました。
みんなで棺が炎に包まれる瞬間を目にしました。
静かに窯の蓋がとじられました。 

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その後、病院へともどりました。
すると、ムスメがしくしく泣きだしました。
棺が目の前で焼かれるのを目の当たりにし、ベイビの死をあらためて実感したようでした。

「どんなお顔してたんだろうね」「まだ0才以下だから、そんなに分からないよ」
「焼かれて熱くないかな」「感覚ないから大丈夫だよ」
「お空でひとりで寂しくないかな」「ひいばあちゃんいるし(先日、大往生)」
「私が死んだら焼かないで!」「でも腐っちゃうよ」
「お父さんとお母さん、死んじゃヤダ!」「でも年とったら死なないと人口が増え続けるし」
不安でいっぱいいっぱいのムスメの質問を、ムスコが冷静にこたえていました。

それで不安がとりのぞかれたわけではないようでしたが、
後になって、ムスメの心配はもっともっと深いものだったことが分かりました。

ムスメは、妹が赤ちゃんのまま死んだことが気がかりのようでした。
赤ちゃんなのに、ひとりでちゃんとお空に行けるのかが心配なようでした。
そして、それよりももっと大問題なことがありました。
ここはタイ。
私たちが日本に帰ったら、ベイビはひとりぼっちになってしまうのかと、とても不安なようでした。
自分よりも幼い妹が、ひとりで日本にいくのは絶対に無理だとおもったようでした。
まだ赤ちゃんなのに私たち家族と離ればなれになってしまうのかとおもうと、耐えられないようでした。

「大丈夫だよ!」
そういって、私はムスメを抱きしめました。
また、ふたりでいっぱい泣きました。
でも、私の涙はベイビへのものではなく、ムスメの思いやりの深さに対する感動の涙でした。

ムスコも「神様がいるから大丈夫だよ!」といっていました。
死んだらどうなるのかなんて分からないけれど、
もし、そんな世界があるなら、神様もいるだろうし何とかしてくれるだろうということでした。
理屈っぽい私たち夫婦に育てられた、ムスコらしい答えでした。



あらためて、コドモってすごいなぁとおもいました。



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翌朝、再び病院から一時外出の許可をもらい、骨をひろいにいきました。
火葬した日に、数時間後、骨をひろいにきていいのか尋ねたところ、
熱いから翌日までムリだと断られました。
あぁ、そうか。日本の火葬場はスライドするからそれが可能なんだ。
こちらは、もっとゆっくりゆっくり時間が流れているんだ。
あらためて、切らずに産むことができたから、私はお葬式に参加したり、骨をひろえるのだと
自分の身体をまもって生まれてきてくれたベイビに感謝しました。

ベイビの骨は、もしかしたらないかもしれない、、、
覚悟はしていたけれど、小さな骨が確かにのこっていました。
灰が人の形にととのえられ、その上に小さな骨がおかれていました。
あぁ、ちゃんと連れて帰ってあげられる、そうおもうとホッとしました。

お坊さんによるお経がはじまり、私たちはベイビの上に白菊の花びらをちらしました。
ベイビにやっと可愛いお洋服を着せてあげられた気がしました。

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タイの今の季節は雨期。空は厚い雲でおおわれています。
その分厚い雲を突き抜けて、ベイビは無事にお空までたどりつけたのかな。
それともまだ、私たちのそばにいるのかな。

ベイビをちゃんと導いてくださいと、私は先に逝った母に久しぶりのお願いごとをしました。
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万梨

Author:万梨
バンコクで暮らし始めました。
夫につれられ、小2の息子と5才の娘と一緒に、休みの日には列車の旅へ!記事の鮮度が、ちょっぴり(かなり!?)低めな私ですが、よければ少しだけおつきあいくださいませ♪

2012年6月に第3子を妊娠8ヶ月目に臍帯過捻転にて死産。ベイビのコトもちらほらと綴っています。

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