鉄旅を愛する家族の ちょっぴりハードな旅のキロクをバンコクから
 

 

 
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ベイビの死が分かった時、悲しみの感情以外で私たち夫婦の頭に真っ先によぎったのは
「タイって、火葬だっけ!?」ということでした。
ここがどんな文化であれ、私にはベイビを火葬して骨をひろって日本に連れ帰る…
それ以外の選択肢は考えられませんでした。

でも、悩まずにすみました。
タイも火葬。小乗、大乗の違いはあれど、日本と同じ仏教の国。

土曜の夕方に出産し、お葬式のことは翌朝詳しくということだったのですが、
翌朝に担当の方からきいたのは、「今日の14時にお葬式ができますよ」という急な展開。
それが一番いいかもしれない。日曜日だし、コドモの学校を休ませずにすむし、、、
こんな時に学校のことを考えている自分が少しおかしくなりました。
そういえば実母も、自分のお葬式で当時高校生だった私が学校を休むのを一番心配していました。
こういうところで、そっくりだな…なぁんて想いをはせていましたが、、、

もう、時間がない!!!

タイでは、死んだら骨を川に流すときいたことがあるけれど、骨壺とか売ってるの!?
その前に買う時間があるの!? 最悪タッパーでお持ち帰り!?
色々な想像がかけめぐりましたが、タイでは棺の中にお洋服と哺乳瓶をいれるそうなので、
担当の方がそれらと一緒に骨壺も買ってきてくれることになりました。

じゃあ、あとは…。
棺にいれるおもちゃとお手紙を書くための文具をもってきてくれるよう、夫に頼みました。

しばらくすると、コドモ達を連れて夫がやってきました。
みんなでベイビにお手紙をかきました。

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ムスメは「おもちゃあるからがんばってね」とかいていました。
ムスコは「しんでもかぞくはかわりません」とかいていました。
今でも大好きなのか、中央線の絵が描いてありました
電車の絵を描きこませたらムスコの方がきっと上手だけれど
人物の絵はすでに妹に抜かれたなとおもいました。

ベイビへのおもちゃとして
ムスメはバッグとクリスマスツリーの飾りをもってきていました。
ちょっとはやいけど、ベイビへの今年のクリスマスプレゼントということでした。
ムスコはおはじきをもってきていました。
悩んだ末、おはじきならいっぱいあるから少しならあげられるということでした。

残りの時間でみんなで折り紙をおっていたら、出棺の時間となりました。
ベイビの死が分かってから、私のことをずっと気にかけてくれたタイ語ペラペラの友達も
旦那様と小中学生の娘さん2人と一緒にかけつけてくれました。

こういうお葬式はなんとなく身内でひっそりするものなのかと思っていたので
特に誰にもいうことはなかったけれど、
彼女たち家族が来てくれたおかげで、一気に場が賑わいました。
ベイビも大人ばかりじゃなく、たくさんのお姉ちゃんたちに見送ってもらって
嬉しいだろうとおもいました。

(以下、リアルな記述がありますので、ご注意ください) 

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お別れは夫と私でしました。
小さな棺にベイビが顔ごと袋でつつまれていました。
息をする必要がないことをあらためて実感しました。

生まれてすぐに抱っこできなかった私は、この時はじめてベイビを抱っこしました。
冷蔵庫にいれられていたので、とてもひんやりとしていました。
袋をあけて、この時初めてベイビの顔をみました。
可愛い女の子でした。服は着ていませんでした。

後悔が押し寄せてきました。
産んですぐになぜ、ちゃんと抱っこしてあげなかったんだろう。
胎盤の処置をした後でも、なぜ見に行ってあげなかったんだろう。
そうしたら、服もちゃんと着せてあげられたかもしれないのに。
抱っこの温もりを伝えられたかもしれないのに。

「今、ちゃんと抱っこしてあげたんだから大丈夫だよ」と夫にいわれました。
でも、ベイビはそう思ってはくれないだろうとおもいました。
生まれてすぐ、誰にも抱っこされることなく、ひとり冷蔵庫にいれてしまったこと、
この悔いは一生消えることはないだろうとおもいました。

ベイビの小さな指をちょんとつつきました。
上の子たちの時ように、握り返してくれることはありませんでした。
この手がぷっくりぷくぷくになり、えくぼができるところをみたかったなとおもいました。

棺に戻すとき、顔部分の袋をとじるべきかどうか悩みました。
そこには、葬儀の担当の方と看護婦さんと、若い通訳の女性がいました。
彼女に見せていいのか悩み、ベイビの顔をかるくかくして戻しました。

そして、まわりをいっぱいの花でうめました。
みんなからのお手紙と折り紙とおもちゃと、買ってきてもらった哺乳瓶と服をいれました。
ムスメが生まれた時、退院の時に着せた可愛い白い服もいれました。
まだひとりで着られないのだから、ちゃんと着せてあげたかったなとおもいました。
お姉ちゃんのおさがりを、もっと着せてあげたかったなとおもいました


棺の蓋がとじられました。
もう二度とベイビには、触れることができないんだとおもいました。
そう思うと、また大量の涙があふれてきました。

涙が流れるままに、コドモ達のもとに戻ると、ムスメがしくしくと泣いていました。
友達から、夫と私がベイビとお別れしている間、ムスメがとても不安そうだったことをききました。
私たちがいない間、おねえちゃんたちがムスメをずっとなぐさめていてくれたようでした。

今、一番不安なのは、ムスメかもしれない。
私は、自分の気持ちのままに、涙を流していてはいけないのだとおもいました。
ちゃんとコドモたちのそばにいなくちゃいけないとおもいました。
ムスメの手をしっかりつなぎ、お寺へとむかいました。
テーマ * 日記 ジャンル * 日記

 

 

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夫の転勤で8月よりバンコクに住むことになりました。タイに詳しい方、色々と教えて頂けると嬉しいです♪

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万梨

Author:万梨
バンコクで暮らし始めました。
夫につれられ、小2の息子と5才の娘と一緒に、休みの日には列車の旅へ!記事の鮮度が、ちょっぴり(かなり!?)低めな私ですが、よければ少しだけおつきあいくださいませ♪

2012年6月に第3子を妊娠8ヶ月目に臍帯過捻転にて死産。ベイビのコトもちらほらと綴っています。

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