鉄旅を愛する家族の ちょっぴりハードな旅のキロクをバンコクから
 

 

 
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昨日、東京にいるムスコの鉄友K君から近況報告がありました。
「やったよ!ボクもこっちで頑張ってるよ!!!」
(↑お母様からいただいた写真で勝手に脳内補完)
で、何がやったよ!なのかといいますと、アレです、アレ。
K君といえば、ポケモンスタンプラリー。
昨夏、ムスコとともに熱い夏を闘いぬいた同志からの、今年度の成果報告でした。

そして、ふと思いました。
あぁ、私は鉄道が大好きな彼に伝えるべきだったことを
きちんと伝えられていなかったなぁ、と。
コチラに足を運んでくださっている奇特なみなさまに
もっとはやく伝えるべきことがあったなぁ、と。

だから今回は、日本でやりそびれてしまった宿題の記事。
過去に、何度か書こうとしたことはあったけれど、
すでに報道でも書籍でもネットでも情報があふれているからとためらい、
だけど、やっぱり自分の言葉でちゃんと綴ってみたかったかつての三陸鉄道の情景を。
日本を発つ前に書きなぐった、震災後の三陸鉄道のキロクだけではなく、
震災前の三陸の美しい風景をもちゃんと心に刻むために。。。
(なんだか二学期を目前に、夏休みの宿題にラストスパートをかけてるようですネ)



みちのくフリー切符の旅【4】 ~島越のにぎわい~
みちのくフリーきっぷの旅【5】 ~北山崎めぐりと三陸鉄道!?~
以下、当ブログ内、2009年の上記記事より加筆・修正。
震災後の写真は、再び東北を旅した今から三カ月前、5月末のものになります。


2009年の夏、我が家は東北を旅しました。


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私たちがたどりついたのは島越駅。
北リアス線の駅看板は、宮古地方の間伐材を活用しているそうで、趣があります。
上方には、口を大きく開けた鮭のシルエット。
近くには、ジャンジャカ鮭がのぼってくる安家川(あっかがわ)があるのだとか。
駅名の上に書いてある「カルボナード」は、宮沢賢治の童話に出てくる火山島の名前。
実は、この路線の駅にはすべて愛称がつけられていて、
「うぐいすの小径」「旅の八郎」など、気になって眠れない名前が満載です。

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ホームからの眺めは、海の広がる爽やかな景色。
青い屋根と白い壁のお洒落な駅舎は
まるで、ミコノス島にでも来たかのような錯覚を覚えました。

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高架の駅だったから、今回の震災で島越駅がすべて流されたときいても、
すぐには理解できませんでした。 

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島越駅の素敵な駅舎の2階は、海の見えるレストラン。
そこでお昼をいただいていたら、お店の方がムスコに教えてくださいました。
「ボク、お船は好きかなぁ? 海岸にいけばそろそろ、お祭りの船がみられるよ」

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そうきいて、駆け出した砂浜。
すると、向こうから大漁旗を掲げた鮮やかな船が、何艘もやってきました。

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船にのっていたのは、大勢の村のコドモ達。
かれら自慢のおとうさんの船が、その日は一段と輝いているようにみえました。

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陸も海も活気であふれていました。
左の写真の左側に高い建物があったのを何となく覚えていました。
その側で大人たちは飲んで歌い、子供たちは出店でおもちゃを買ってもらったりしていました。

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だから、すぐには信じられなかったけれど、ココがその場所だと確信できました。
あの時、確かに笑い声であふれていた場所でした。

そして、この日のことは当時5才だったムスコもよくおぼえています。
出店で大好きなベイブレード(ちびっこに大人気のおもちゃのコマ)を買ってもらったから。
そして、おにいちゃんたちといっぱい遊んでもらったから。



走れども走れども続く瓦礫の山をみて、ムスメが質問します。
「ここ、ちゃんとなおるの?」
すると、「大丈夫だよ。5年くらいしたらなおるよ!」と、ムスコ。

う~ん、5年では元通りにならないかもしれないけれど、
ムスコにとっての5年はきっと、自分が生まれてきてからほとんどといっていいほどの
とってもとっても長い時間だと思うから。
彼にとって、かつて確かに自分がいた場所が
一瞬の津波ですべて流されてしまったという、信じられないような現実。
「みんな、ちゃんと逃げられたのかなぁ」
名前も知らないけれど、言葉を交わした人たちが確かにいたわけで。
楽しい時間を過ごし、また遊びにくるねと約束した友達がいたわけで。



報道の内容が、放射能と節電一色になろうしていた当時の東京。
私にとっては、まだまだ瓦礫の山で埋め尽くされた広大な範囲に愕然としたのだけれど
夫はいいました。「あぁ、随分、瓦礫が片づけられたなぁ」

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そうか。これでも随分片づけられたんだ。

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釜石から宮古までむかう途中、半壊の建物をひとつひとつ調べたらしい、赤い文字が
どこまでもどこまでも続いていたのを思い出しました。

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そして、あらためて実感しました。

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本当に広い広い範囲に

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今回の津波は、甚大な被害をもたらしたということを。



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道中、撤去作業がすすめられているところを、何度か通り過ぎました。
どこまでも続く瓦礫地帯の中、それはほんの一区画かもしれないけれど
走れるところから走ろうと、一歩ふみだした三陸鉄道のように。

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駅で再び、列車を待てる日がくるように。



↓続きはコチラから
「かつての三陸鉄道「島越駅」と震災二ヶ月後の記録【2】」へ
テーマ * 駅の風景 ジャンル * 旅行

 

 

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万梨

Author:万梨
バンコクで暮らし始めました。
夫につれられ、小2の息子と5才の娘と一緒に、休みの日には列車の旅へ!記事の鮮度が、ちょっぴり(かなり!?)低めな私ですが、よければ少しだけおつきあいくださいませ♪

2012年6月に第3子を妊娠8ヶ月目に臍帯過捻転にて死産。ベイビのコトもちらほらと綴っています。

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